富山県高岡市 住宅 外壁塗り替えの続きです。前回は、ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水の保護塗装をご紹介しました。

今回は、軒裏の塗り替えをご紹介します。

軒裏 塗装前の下地処理

 軒裏とは、屋根庇(ひさし)の裏側のことです。

ほとんどの住宅には、ケイ酸カルシウムボード(ケイカル板)という不燃性の板が張られています。

これは隣家が火事になった場合、軒裏から火が入るケースが多いからです。

塗り替え後の美しさ以上に、耐久性が求められる部位なので、定期的に塗り替えて保護する必要があります。

軒裏の塗り替え 中塗り・上塗りの2回塗りで仕上げます

ケイカル板は、ある程度塗料が染みこみ、密着性が良いので、下塗り(下地塗装)は行わず仕上げ塗装(中塗り・上塗り)のみ行います。

塗り替え前には、汚れを取り除き、さらに密着性を良くするために、ケレン・目荒しという作業を行います。

その後、水性系の塗料を塗装します。

塗り替えることで、軒下の空間が広々とした印象に仕上がっております。

 こちらの住宅は、一般の住宅よりも軒裏が広く、軒先の方が2段構えになっていて、とてもエレガントな作りになっています。

その分、汚れが目立っていました。

塗り替えることで、軒下の空間が広々とした印象に仕上がっております。