富山市 A様　住宅塗り替え事例

　富山市にお住まいのA様より、ご自宅の塗り替え工事をさせていただきました。掲載のご許可をいただきましたので、塗装事例として掲載させていただきます。コロニアル屋根や、外壁がサイディングの建物を持っておられるお客様の参考になるかと思います。A様、ご協力いただき、どうもありがとうございました。

　外壁サイディングやコロニアル屋根など建物に、ヒビや割れの大きな傷みはありませんでした。

全体的にツヤがなくなっておりましたので、ちょうど塗り替え時期でのご依頼です。

コーキングの寿命は、持って7～10年位なので塗装と一緒にやり替える必要があります。

　外壁サイディング目地のコーキング（防水剤）は、切れてしまっている箇所もありました。

　雨樋は全体的にツヤがなくなっておりましたので、こちらも塗り替え時期です。

スチール製のバルコニーフェンス・ドアは、雨当たりも少ないようで、サビは出ていませんでした。

建物全体に大きな傷みがありませんでしたので、塗り替えだけで大丈夫な状況でした。

　まずはコロニアル屋根と外壁を洗浄しました。屋根や外壁を傷めないよう、また内部に水が入らないように洗浄しております。特にコロニアル屋根は、汚れが付きやすいので、洗浄しないと塗り替えできませんので、しっかりと汚れを洗い流しました。

　古いコーキングを取り除き、新しいコーキングを注入しました。コーキングは、外壁サイディングの継ぎ目と、窓の周りに入っております。

雨樋や屋根の棟などのトタン部分に、ペーパーをかけております。これは汚れを落とすためと、新しい塗料の密着度をアップさせるためです。

　コロニアル屋根には、弱溶剤2液型エポキシシーラーという塗料を塗装しました。この塗料は、浸透性に優れていて、コロニアルを補強してくれ、また仕上げ塗料の塗りムラを防いでくれる優れものです。

コロニアル屋根・外壁サイディングもともに窯業系（セメント混合系）なので、同じ下地塗料を塗装しました。

　コロニアル屋根と雨樋には、弱溶剤2液型フッ素樹脂塗料を塗装しました。

この塗料は、雨や雪にも強く、カビや藻も付きにくい高耐久の塗料です。ツヤも長く持続します。フッ素系の塗料は、現在一番耐久性の高い塗料です。

フッ素系の塗料を、常に風雪にさらされる屋根周りに塗装しておきますと安心ですし、外壁などの塗料寿命と合わせることが出来ます。

　外壁サイディング・バルコニー内の外壁には、水性シリコン（艶消しタイプ）塗料を塗装しました。

この塗料は、フッ素塗料に次ぎ耐久性が高く、汚れ、カビ、藻が付きにくい塗料です。

ホワイト系とブラウン系のツートンカラーに塗装しました。艶消しタイプを塗装することにより、サイディングの風合いを損なわず、落ち着いた感じの仕上がりを目標にしました。

　軒裏・玄関ドア・バルコニーの天井とフェンスには、弱溶剤ウレタン樹脂塗料を塗装しました。

ウレタン系の塗料は、耐久性の面においては、フッ素やシリコン系には劣ります。これらの部分は、雨風の当たりも弱いらしく、他の部分に比べて、きれいな状態を保っていましたので、あえてこの塗料を選びました。

適材適所の塗料を組み合わせることで、全体の塗り替え時期のタイミングが合ってきます。

【外観】

【コロニアル屋根】

【軒裏】

【外壁】

【雨樋】

【バルコニー】

【玄関ドア】

　屋根を一番耐久性の高いフッ素塗料、外壁を2番目に耐久性の高いシリコン樹脂塗料、軒裏・玄関ドア・バルコニーを3番目に耐久性の高ウレタン塗料で塗装しております。

雨・風・雪・日光に常にさらされる部分に高耐久の塗料を、あまりさらされない部分には、中程度の耐久性の塗料を塗装しますと、全体的に塗り替え時期が同じになります。

そうすると、コストと耐久性のバランスが良い塗り替えが出来ます。

2013年5月