南砺市 A様 住宅塗り替え事例をご紹介します

 南砺市にお住まいのA様より、屋根・外壁の塗り替えをご依頼いただきました。無事に塗り替えも終わり、塗り替え事例として掲載のご許可をいただきました。

トタンの屋根と外壁の建物をお持ちの方の参考になります。A様、ご協力いただき、どうもありがとうございました。

南砺市 A様 住宅塗り替え事例

塗装前の状況

 築60年と伺いましたが、建物の手入れが、しっかりとされていました。

大きな破損箇所はありませんでしたので、下地処理をしっかりとすれば、問題なく塗装で長持ちさせることができる状態でした。

トタンの屋根・外壁は、全体的にツヤがなく、所々サビが出ていましたので、塗り替え時期でした。

塗装前の外観。 塗装前のトタン瓦棒屋根
塗装前の軒裏。 塗装前のトタン外壁。

下地処理 ~ サビ落とし・目荒らし

 トタンの屋根・外壁を、機械(ベビーサンダー)・ワイヤーブラシ・サンドペーパーを当てて、サビ落とし・目荒らしをしました。

ベビーサンダーという機械を使って、サビ落とし・目荒らしをしました。

目荒しとは、古い塗料の膜や外壁などの部材に、サンドペーパーを当てることです。

細かい傷を付けることにより、新しい塗料の密着性をアップさせるために行います。

細かい傷に塗料が入り込むことにより、塗料がはがれにくくなります。

木の部分もサンドペーパーで目荒らしをしました。

サビ落としも重要で、しっかり落としておかないと、サビがでやすくなりまし、仕上げも美しくなりません。

軒裏 木の部分はサンドペーパーで目荒らしをしました。 トタンはワイヤーブラシでサビ落としと目荒らしをしました。

防水処理 ~ コーキング

軒裏の隙間もコーキングを奥まで注入して埋めました。

 軒裏の隙間のある部分と、外壁の釘頭の部分や、小さく穴がいていた部分に、コーキング(ゴム状の防水剤)を注入しました。

隙間や穴が空いていると、雨水や虫などが入ってきてしまうのと、仕上げもきれいになりません。

仕上げ塗装した後に、目立たなくなるよう、なるべく平になるようにしました。

下地塗装

塗装前のトタン外壁。

 トタンの屋根・外壁には、サビ止め塗料を塗装しました。

サビ止め塗料は、ハイソリッド弱溶剤1液変性エポキシ樹脂プライマーというものを使用しました。鉛などの有害物質が入っておらず、自然と人に優しい塗料です。

また、古い塗料と今から塗る新しい塗料とも相性が良く、密着性・耐久性の高い塗料です。

トタン瓦棒屋根のサビ止め塗装刷毛塗り。 トタン瓦棒屋根のサビ止め塗装後。
トタン外壁 ホワイトのサビ止め塗装刷毛塗り。 トタン外壁 ホワイトのサビ止め塗装後。

軒裏 木の部分の下地塗装後。

 木の部分には、弱溶剤型艶消し塗料という下地塗料を塗装しました。

仕上げ塗装

トタン瓦棒屋根の仕上げ塗装ローラー塗り。

  トタンの瓦棒屋根と、外壁トタンの仕上げ塗装を、刷毛とローラーを使って塗装しました。

屋根の仕上げ塗装は、長持ちするフッ素塗料を塗装しております。フッ素塗料は、耐久性でいえば、最上位の塗装です。

外壁のトタンには、弱溶剤2液型アクリルシリコン樹脂という塗料を塗装しました。

耐久性でいえば、次の上から2番目の塗料です。

トタン外壁の仕上げはモスグリーンです。

 一番雨風にさらされる屋根に一番高い耐久性の塗料を塗装しました。雨風にさらされるが屋根ほどではない外壁に、2番目に耐久性の高い塗料を塗装しました。

塗料の耐久性により塗り分けることで、屋根・外壁の塗り替え時期が、だいたい同じになります。

 

外壁の色は濃いグリーン、水切りなどをダークブラウンで塗装しました。落ち着いた風合いの仕上がりになりました。

木の部分は、水性シリコン樹脂塗料を塗装しました。木の劣化やカビ・藻が付くのを防いでくれます。

屋根の仕上げ塗料は、一番耐久性の高いフッ素塗料を塗装。 外壁の仕上げ塗料は、2番目に耐久性の高いシリコン樹脂塗料を塗装。

塗装前と塗装後の比較写真

【外観】
塗装前と塗装後の比較写真 外観

【屋根】
塗装前と塗装後の比較写真 屋根

【軒裏】
塗装前と塗装後の比較写真 軒裏

【外壁】
塗装前と塗装後の比較写真 外壁

南砺市 A様からいただきましたお声

お客様の声「南砺市 A様 住宅塗り替え」

ひと口メモ

 塗装前の状況より判断し、コストと効果のバランスが取れるように、塗り替えをさせていただきました。10年持つように塗装しております。

屋根に一番耐久性の高いフッ素塗料、外壁に2番目に耐久性の高いシリコン樹脂塗料を塗装しました。このように耐久性を考えて塗り分けることで、屋根と外壁の塗り替え時期が同じになります。

2013年7月

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