南砺市 K様邸 玄関アルミポーチの塗装事例

 南砺市にお住まいのK様 ご自宅の玄関アルミポーチの塗り替え工事をさせていただきました。
掲載のご許可をいただきましたので、塗装事例として掲載させていただきます。K様のお宅と、同じような状況のお客様の参考になるかと思います。K様、ご協力いただき、どうもありがとうございました。

南砺市 K様邸 玄関アルミポーチの塗装事例

塗装前の状況とご相談の内容

南砺市 K様邸の塗装前の状況

 先日、住宅外壁の塗り替え工事をご依頼いただいたK様より「玄関のアルミポーチが白っぽくなってきたが、塗り替えできますか?」とのご相談をいただきました。

アルミは、塗装できないと思っておられる方も多いようですが、アルミにも塗装がきます。

全体的にツヤがなく、白っぽくなっているところも

 拝見したところ、K様が言われるように全体的にツヤがなく、所々白っぽくなっている箇所も目立ってきています。

せっかくご自宅もきれいなったということで、玄関アルミポーチの塗装のご依頼もいただきました。

アルミポーチの洗浄 ~ ゴムパッキン・網戸を傷めずに

ゴムのパッキンや網戸を傷めず、しかもしっかりと汚れや不純物を洗い流す

 まず、特殊な洗浄機を使い、アルミポーチや網戸を洗います。

市販の高圧洗浄機などを使うと、アルミサッシに付いているゴムのパッキンや網戸を破ってしまうことがあります。

この特殊な洗浄機は、ゴムのパッキンや網戸を傷めず、しかもしっかりと汚れや不純物を洗い流すことが出来ます。


洗浄で車の排気ガスなどに含まれている油分も、しっかりと落とします

 この洗浄で、車の排気ガスなどに含まれている油分も、しっかりと落としておきます。

油分が残ったままですと、塗料がはがれやすくなります。

アルミポーチを研磨(けんま)します ~ 塗料の密着性を良くするために

 塗装するアルミの部分を、細かいサンドペーパーで磨きます。

この作業の目的は、古い塗料の膜を落とし、そして細かい傷を付けることにより、新たに塗る塗料の密着性をアップさせるために行います。

 一生懸命磨きすぎて、うっかりと写真を取るのを忘れてしましました。ごめんなさい。

仕上げは2回塗りで ~ 今回は下地塗装はなし!その理由とは?

軒裏の塗装

 本来ですと、2液型エポキシプライマー(タイトプライマー)という下地塗料を吹き付け塗装します。

ただ、今回は住宅でもありますし、吹き付け塗装には不向きな場所でした。

また手塗しますと、塗料が厚くなり戸の開け閉めの時に、擦れてハゲる可能性があります。

対応策として、アルミへの密着性が高く、塗装の膜が硬くなる2液型セラミック塗料というものを2回塗ることにしました。ちなみにこの塗料は、高級な塗料です。

破風板の塗装 防虫・防腐効果がある塗料を使っています

 基本的に塗装は、塗膜が薄く塗れるローラーを使って行います。

ローラーの入らない所は、刷毛(はけ)で薄く手塗りします。刷毛で薄くて塗りをするのは、熟練した腕がないとできません。

一度塗って、塗料が硬くなるまで日を空けて、
もう一度塗装します。

ちなみに、この2液型セラミック塗料は、乾燥して固まるのではなく、化学変化により固まりますので、通常の塗料より耐久性が高くなります。

周囲を掃除して、無事完成しました

こちらの屋根はステンレス製でしたので、普通の塗料では塗装できません

 周囲をきれいに掃除して、玄関アルミポーチの塗装が無事に完了しました。

光沢のある感じに仕上がりましたので、ほっと一安心です。

 K様、住宅外壁塗り替え工事に引き続き、玄関アルミポーチの塗装のご依頼をいただき、ありがとうございました。

ひと口メモ

 この玄関アルミポーチに限らず、アルミ製のカーポートや物置きなども塗装できます。
アルミは素材の性質上、外壁の塗装などに比べて塗料の耐久年数は若干短くなるようです。

また、こちらの玄関アルミポーチのように、アルミサッシが入っているものは、最初に建付けのチェックをしてから塗装します。どこかが当たって擦れていると、そこから塗料がハゲてくるからです。

2010年11月

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